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お役立ち情報:入学から卒業までにかかるお金

進学にかかるお金は大きく分けて、「学費」と「生活費」があります。 まず、どこでどのようなお金が必要になるのかチェックしてみましょう。

入学から卒業までのにかかるお金のイメージ

学費篇

4年制私立大なら 総額400万〜600万必要!

大学4年間の総額は国立で約250万円、私立文系で400万円弱、私立理系550万円。専門学校も年間費用に換算すれば私立大学と同程度かかります。これ以外にも教育充実費や寄付金などを求められる学校があるので、納付金は前もって調べておくことが大切です。

専門学校は専攻によって 大きく異なる

東京都専修学校各種学校協会の調査によれば、2009年度の専門学校の初年度納付金全国平均は123万3000円。87万7000円の看護系と、177万6000円のはり・きゅう・あんまマッサージ系とでは2倍以上の差がありました。ただし医療系の場合はほとんどが3年間の修業であり、看護系は総額231万円になることから総額は2年制の保育系や教育系よりも高くなります。入学から卒業までの総額で見ることが大切です。

意外に見落としがちな 入学までにかかるお金

入学前にもお金はかかります。たとえば受験料。センター試験や国公立大学では1万7000円〜1万8000円。私立大学だと3万5000円程度かかり、複数の学校を併願すると大きな出費になります。また自宅から遠方の場合だと、受験会場までの交通費や宿泊代などが必要になることも覚えておきましょう。

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分野別平均学費一覧

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生活費篇

分野別平均学費一覧
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自宅生と自宅外生では2倍以上の差

自宅から通学するのと、自宅外通学とでは、生活費は大きく変わってきます。大学生の場合、年間生活費は自宅生で平均40万円、自宅外生だと約105万円。自宅生と自宅外生では2倍以上の開きがあります。

東京圏と京阪神では30万円以上の差

自宅外生の場合、生活費の中で大きなウエートを占めているのが住居・光熱費です。住居費が特に高い東京圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の私立大学生の場合、学費を含めた支出は年間258万円。年間228万円の京阪神(大阪府・京都府・兵庫県)とは30万円以上の開きがあります。

生活にはさまざまなお金がかかる

生活費にかかるお金は、さまざまなものがあります。たとえばサークル活動。合宿には1回あたり5万円程度かかるとされています。また、今や就職活動の必需品ともいえる運転免許は約25万円、資格の取得を目的としたスクールは16万円。さらに自宅外生では帰省にかかるお金も必要です。

一人暮らしよりは安い新幹線通学

遠方でも、駅とのアクセスがそれほどない人には新幹線での通学という方法もあります。新幹線には定期券があり、多少の割引がされます。もちろん新幹線ともなれば、月々の交通費は相当なものですが、一人暮らしの生活費と比較すると安くつくケースが多々あります。

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地方VS都会

全国大学生活協同組合連合会の調査によれば、家賃・光熱費も合わせた1ヵ月の生活費・全国平均は55,100円。エリア別に見ると①東京圏(東京、千葉、埼玉、神奈川)65,340円②神戸58,930円③京都56,320円となっており、ここまでが全国平均を上回っています。逆に少ないのは①中国・四国43,280円②北陸46,780円③九州47,000円。東京圏と中国・四国では22,060円の差がありました。4年間で100万円以上の差はかなり大きいようですが、地方はアルバイトの場所も賃金も少ないことを考えると一概にはどちらがトクとはいえないようです。やはり自宅から通うのが一番負担の少ない進学の方法です。


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