「人の幸福を願う福祉科学」を教育方針に医療・福祉・スポーツの現場で活躍できる人材を養成してきた関西福祉科学大学。さらに地域のニーズに応えるため、2011年4月に新学部の設置を構想中。これからは現場のエキスパートにより幅広い知識・技術とともに、自ら考え行動できる人間力が求められます。
福祉科学の実践を通じて、さらに高いレベルで人間力を養うため、これまで同キャンパス内の専門学校に設置されていた理学療法学科と作業療法学科を発展的に改組。
大学内に保健医療学部を開設し、理学療法学専攻・作業療法学専攻としてパワーアップ。障がいや病気を抱える人のより良い暮らしを支える理学療法士・作業療法士を育成することにより、人にやさしい社会づくりへの貢献が期待されます。
同時に、関西女子短期大学には、従来の保健科医療秘書コースをパワーアップさせた医療秘書学科の設置を構想中。
時代が求める「高度な人間力」を持った医療秘書や介護福祉士を育成します。卒業後、1年の専攻科を履修することで、診療情報管理士などのよりハイレベルな資格に挑戦することも可能です。
●理学療法学専攻
最新鋭の設備のもと、経験豊かな医師や理学療法士から現場でのプロセスを実践的に学ぶことができます。高度な専門知識と技法を修得するため、密度の高いカリキュラムを用意。
まず理学療法、医学、心理学の基礎を学んだのちに専門性を深める学習へ。豊富な臨床実習や学外実習で実践力を高めます。グループワークを取り入れた集中的な国家試験対策も行ないます。
理学療法士
理学療法士はリハビリテーションのスペシャリストとして近年、医療分野のみならず福祉分野やスポーツ関連分野、予防医学分野でも高いニーズがあり、幅広い活躍が期待されています。就職先は大学病院やリハビリテーションセンターなどの医療機関、介護老人保健施設、身体障害者療護施設、理学療法士養成施設やトレーニングセンターなどが考えられます。
●作業療法学専攻
作業療法は「人の気持ちを興す仕事」と捉え、早期からの臨床実習とレポート課題を多く取り入れたカリキュラムで学生の自主性と応用力を磨きます。
医療スタッフと連携しながら、レクリエーション等、さまざまな活動を取り入れ、患者様に適したリハビリテーションを提供。人間を心と身体の両面から理解し、自らの人間性を培うことで、作業療法士に欠かせない患者様と向き合う力を養います。
作業療法士
作業療法士は、高齢者や回復期リハビリテーションでの期待が大きくなっています。作業療法士の仕事は医師の指示のもと活動する治療的業務のため、病院、診療所など医療機関が主な就職先。さらに介護保健施設や特別養護老人ホームなどの保健・福祉分野でもニーズが高まってきており、養護学校や地方自治体への就職も期待されます。
●医療秘書コース
医学・看護学・情報処理・医療事務・福祉・臨床心理などの各分野の専門学校を学ぶと同時に、徹底した秘書実務教育で、医療秘書に必要とされる実践力を磨きます。
秘書士(認定証)、社会福祉主事任用資格、医療秘書士認定証、動物介在療法(アニマルセラピー)過程終了認定証
ドクター秘書、病棟クラーク、医療事務スタッフとして、医療機関への就職など。
●介護福祉コース
介護を必要とする人の心身の状況に応じた介護、介護者の家族にも介護指導や助言を行える知識、さらに、自立に向けた精神支援など、介護福祉士に必要な実践力を身につけます。
介護福祉士国家試験受験資格
特別養護老人ホームや介護保健施設などの高齢者施設、身体障害者福祉センターなどの障害者施設、病院、社会福祉協議会、地方自治体、福祉機器メーカーなど。